目覚まし時計で自律神経が狂う?

今回は、目覚まし時計と自律神経のお話です。

 

さて、あなたは毎朝どんなふうに目覚めていますか?

 

目覚まし時計でしょうか?

 

家族に起こしてもらいますか?

 

それとも、何となく自然に目が覚めますか?

 

 

ちょっとここで自律神経のお話をさせていただきます。

 

自律神経は文字通り「自律」しておりまして、

 

私たちの意識とは関係なく24時間自動的に働いてくれています。

 

自律神経がたとえ数分でも休んでしまうと私たちは生きられません。

 

何と言っても、呼吸や心臓の動きといった命綱を支配しておられますから

 

自律神経様とお呼びしてもいいくらいです。

 

 

で、その中身は実は二人おりまして、それが交感神経と副交感神経です。

 

 

この2人が仲良くシーソーに乗って

 

上下にリズミカルに遊んでいるのが健常な状態。

 

楽しそう!

 

 

ところが、交感神経の方が力が強くて激しくシーソーを自分の思うように動かして

 

副交感神経がすっかり怖がっている状態が自律神経が乱れた状態。

 

嫌な感じ・・・

 

 

何となくイメージしていただけたでしょうか?

 

 

交感神経は頭を使ったりからだを使ったり、わたしたちが活動するために働いてくれるわけですが

 

それは副交感神経が陰で支えてくれているからです。

 

副交感神経が委縮すると、からだが重だるく思考がまとまらず、日中の活動がどんよりしてきます。

 

イライラして人との衝突も多くなりがちです。

 

 

副交感神経の活動の場は、睡眠中にあります。

 

慢性的な睡眠不足は自律神経失調への王道ということになります。

 

 

ここでやっと目覚ましの話に戻りますが、

 

自力で起きられないということは、

 

すなわち睡眠が足りていないということです。

 

まず第一に量の問題です。

 

こどもも大人も、自力で自然に起きられるのが足りている状態です。

 

量は個人差が大きく〇時間でOKとは言えません。

 

 

そして量の問題は質の問題に直結します。

 

入眠は数分かけてじわーっと移行するのに

 

起床は数秒で強制的に目覚めるので

 

副交感神経は毎朝びっくりしてるわけです。

 

毎日続けてたら心臓にも悪いです。

 

起きるときも、時間をかけて自然に目覚めるのが副交感神経を強くする秘訣です。

 

 

それと、就寝前にお酒を飲む習慣はやめましょう。

 

お酒は入眠を助けますが、睡眠の質を悪くします。

 

 

自律神経の乱れは、首や肩がこったり頭が重くなるのですぐにわかります。

 

夜のあくびは自律神経様からの「寝るぞ~」の命令です。

 

無視せず素直に従っておきましょう。

 

きっといいことがあるはず。

 

 

そして頭・首・肩を柔らかくすることは副交感神経の助けとなります。

 

ストレッチやマッサージ・整体などでいつでもホワホワにしておきましょう!

 

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